皮膚に付いた毛髪の秘密

 

*TVのコマーシャルで、若い女性が、御自分の腕に長い髪 をくっつけてグイグイと引っ張っているのを見たことがありますが、ご存知ですか?

 

 

それでお兄さんやお父さんのような方が出てきてあっという間に髪がふさふさになる、というものです。

 

あの映像を見ているとお二人とも髪の生え際を、堂々と見せておられます。

 

あのスタイル、実はカツラ では出来ないものなんです。というか、あのスタイルだと「バレバレ」になってしまうのです。

 

なぜなら通常カツラには髪を植えつけている「ネット」という土台の部分がありのですが、これが曲者で前髪をよっこらしょと上げますと、この土台のふちの部分が丸見えになってしまうのです。

 

ですので、カツラは殆どが前髪をおろすスタイルになっているわけです。

 

この土台の部分色が黒いものが多いのですが、これは髪の色に混ざって見えなくなるようにカモフラージュする為です。

 

確かに上から見れば髪の色に混ざって目立ちにくいです。しかし、ひとたび前髪を上げようものなら、くっきりと黒いラインが現れるので、いただけません。

 

そのため最近ではこの部分が茶色や肌色になっているカツラもよく見かけます。しかし髪が短いと、白っぽいラインが見える為あまり多くはありません。

 

かえって不自然です…

 

では、先ほどの腕 に生えた(ついた)毛髪はいったいどうなっているのでしょうか?

 

スポーツ刈りなどは生え際がすべて見えるスタイルなので考えられませんが、それもCMでは披露しています。

 

実は、この技術の秘密は「超薄型の人工皮膚」なのです。

 

つまり、最近開発された「超薄型の人工皮膚」を接着剤ではっているのですが、その人工皮膚に人工の髪 が植えつけてあるというわけなんです。

 

しかし、ここで疑問が出てきます。

 

つまり「髪の毛が残っている上から貼り付けるのか?」という単純な疑問です。

 

どういうことかといいますと、どんなに薄毛 になっても、まったくのツルツルテンの方はそうたくさんおられません。

 

たいがいは少しは残っていて立派に成長するのです。

 

その為にこれを装着するときは、なんと残っている髪を剃ってしまうのです!

 

「これって本末転倒?」って言いたくなりますよね…。

 

しかももっと驚いたことに、2,3ヶ月すると又髪が伸びてきますので、一度これをはがして又、新しいものを貼り付けるという作業を行うわけです。

 

「うーん、ちょっときついかな…」と思います。

 

しかしその出来栄えは完璧といってよいでしょう。どこから見ても、「自毛」にしか見えません。総合的に考えても価格的にも「まあ有りかな」という感じです。

 

後は考え方の問題です。

 

1〜2月に一度のメンテナンスを普通のヘアーのカットと同じと考えるならば、苦にはならないかもしれませんが…。

 

それと余談ですが、 最近はこの技術を前髪の部分だけに施しているカツラもあります。これだと前髪を上げることも可能ですね。

 

このほうが現実的かもしれませんが…。

 

いずれにしろ日本のカツラ、まだまだ進化しそうですね…。

 

トップへ戻る